日比谷公園 第一花壇(東京)
日比谷公園 第一花壇とは

日比谷公園第一花壇とは、皇居の隣にある日比谷公園の中の、一番大きい花壇です。植えられているのはバラだけではなくいろいろあり、バラがメインとも言いにくいくらいなのですが、「バラが多い花壇」ではあります。
日比谷公園自体、あれこれ見て歩くというよりは、緑の中でまったりのんびりするタイプの公園なので、バラをめがけて突進するタイプの楽しみ方よりも、のんびりお散歩でもする感じで、バラも見られたらいいな、というくらいの楽しみかたがちょうどいいかもしれません。
24時間フリーで入れる公園なので、第一花壇ももちろん無料で見られます。
日比谷公園……伝統ある都会のオアシス

日比谷公園は、明治時代に作られた、当時としては最先端の西洋式公園でした。現在も、新しいものと伝統あるものが混在し、訪れる人も多様な人々が混在しています。
新しいものとしては、今風のカフェあり、ファッション雑誌の撮影あり、アーティストのライブあり。
伝統あるものとしては、昭和初期にイタリアから贈られたオオカミ像あり、石燈籠のある雲形池あり、石垣をバックにした心字池あり、開園時、つまり明治から変わらず営業している松本楼ありです。

所在地は、首都の中心みたいなところです。
桜門から外を見ると、

向かいに見えるのは、皇居の石垣。お隣は、皇居です。
日比谷門の側を見ると、お隣は帝国ホテル。

霞門の側のお隣は、霞が関の官庁街。

周りに官庁もオフィスもたくさんあるので、昼休みのOLさんが木陰でおしゃべりしていたり、ビジネスマンがベンチで昼寝していたりします。観光客らしき人が、芝生で寝転がっているのもよく見ます。
自治体管理の公園として珍しい気がするのは、ちょっと良い飲食店が複数あることと、高級生花店があることです。

↑日比谷花壇の存在は、ホントに異例だなあと思います。
第一花壇のバラ

第一花壇は、小音楽堂の後ろ、心字池と結婚式場と、テニスコートに囲まれたあたりにあります。四角い花壇の、四隅のところが扇形に区切られていて、結婚式場の前に当たるところには小さな噴水があります。
バラは、四角い花壇の周辺部にあり、一部に香りバラが集められているコーナーがあります。

上にも書きましたが、「バラ園」とは言いにくい花壇でして、品種数は、約60だそうです。たくさんの品種を見たい人には、多分、だいぶ物足りません。日比谷公園を楽しむことをメインに、バラはトッピング程度の楽しみと思った方がい良いです。
個人的に、日比谷公園第一花壇の特徴と思うのは、「プライムミニスターナカソネ」という他では見たことの無い(少なくとも私は見たこと無いです)バラがあること。

あとは、青のレクイエムの株数がやけに多いことです。
四角い花壇の周りには、ところどころにベンチが配置されています。香りバラのコーナー近くのベンチで、ローズ香を楽しみながら、都会にしては広い空を眺めるような楽しみ方ができます。

テニスコート脇にも、バラのコーナーがある
第一花壇から見ると、サービスセンターの裏になるところに、テニスコートがあります。そのコート脇に、バラが植えられているコーナーがあります。

上の画像の、フェンスの向こうがテニスコートです。いくらでもないスペースなのですが、第一花壇よりもバラだけが密集していて、しかも間近に見られます。
私の勝手な想像ですが、第一花壇を作った時の余り株や、これから第一花壇に移植する株の待機場所みたいなコーナーなのではないかと思っています。もしくは、最初はそういう場所だったけど、いつからかここもバラのコーナーとして独立させるようになった、みたいなことかと想像します(憶測でものを言っております)。
隣の皇居にもバラ園はある
バラを見るために日比谷公園に行くなら、ちょっと足を延ばせば隣の皇居のバラ園も見られます。ただ、皇居のバラ園は、ほんの32株(2024年現在)の小さなバラ園ですし、入り口から結構歩くのですが、それを厭わないなら、日比谷公園も皇居も両方無料で見られます。
アクセス・その他
公式サイトはこちら→日比谷公園
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません