自分が使った花材事典:ハマナデシコ

ナデシコの中の、ハマナデシコです。

ハマナデシコのハマは、多分「浜」なんだと思います。海っぺりというか、砂浜なんかで育つのでしょうか。

切り花のハマナデシコは、私はこの色しか見たこと無いです。でも、苗物のハマナデシコは、もっと赤い色や、白もあるので、私が見てないだけで、ほかの色も切り花で出回るのかもしれません。

ハマナデシコにも、ヒゲはあります。花と、ガクやつぼみだけ見たら、普通のナデシコみたいです。ハマナデシコがハマナデシコだと一目でわかるのは、葉っぱです。

画像でわかってもらえるでしょうか。ハマナデシコの葉っぱは、やけに肉厚でテカテカしています。すごく勝手な想像で言いますと、「浜辺で、暑い中、水分を蓄えるために肉厚になった?」のかなあと思います。

ナデシコ類はほとんどみんなそうですが、ハマナデシコもお高い花ではありません。私はたしかこのハマナデを、80円だか90円だかで買いました。久々に、正価で2桁の値段の花を買ったように思います。

しかも、お安いのによく持って咲き続け、ほとんど全部のつぼみが開きました。

↑後から咲いてくる花ほど、輪が小さめで色は薄めになります。なので、開いてくるほどに、花に濃淡ができてきます。私は、何度も書いていますが、「後から咲いてくる花が大好き」なので、この濃淡の感じがすごくうれしいです。