2022年版:ハロウィンカボチャを育ててみる(2)

2022年8月31日

前の記事 2022年版:ハロウィンカボチャを育ててみる の続きです。

片方を大きい鉢に移しました

二つの苗の生育に差がついてきたので、もうはっきりと「主力の苗を決めて、その子だけを手厚く育てる」ことにしました。

で、元気で大きいほうの苗を、大きな鉢に移しました。

2022.05.10

↑右の方が、主力の苗です。5月6日の画像(前の記事にあります)よりも、さらに大きさに差が出ています。鉢の大きさを変えたので、もっともっと差がついて行くことでしょう。

2022.05.10

↑主力の苗の茎に寄ってみました。今まで我が家で育てたカボチャの中で、一番大型の苗です。
一抱えもある実をつけることができる品種ですので、本当は、この鉢でも小さいのだと思います。本当なら、畑で育ててやりたいところですが、ベランダではできるはずもなく、すまないことですが、最後までこの鉢で育てようと思います。

つぼみがついた

上の項の写真から4日後に、つぼみがついているのを発見しました。

↑5月14日。大きいほうの苗の画像です。
画像で見える範囲だけでも、3つのつぼみがあります。太い茎のわりに小ぶりなつぼみだなあと思いました。そして、この時点でついているつぼみは、全部雄花でした。つまり、全部開花しても、結実はしないということです。今までメロンやスイカを育てたときには、ウリ系の植物は摘芯しないと雌花がつかない、という情報を見て、いつも蔓をどこかで一回切っていました。そうすると、脇枝が出て、そこに雌花がつくのです。

でも、カボチャの洋種のやつは、摘芯しなくても雌花は付く、というのを、ネットのどこかで見ました。たしか、複数のサイトで見たのです。
ハロウィンカボチャなんて洋種に決まっているのだから、摘芯しなくても、いつか雌花がつくんだろうか? とりあえずもうちょっと様子見してみよう……ということで、この時点では摘芯するのはやめました。待っても待っても雄花しかつかなかったら、いずれ辛抱できなくなって摘芯することになるでしょう。

ちなみに、上の画像は大きいほうの鉢ですが、小さい鉢のカボチャはどうなっているかというと……

↑5月14日。
大きいほうのカボチャの葉っぱの陰になってしまって、やけに黄色い葉っぱになり、丈もあまり伸びていませんが、真ん中の茎のあたりに見える「もしゃもしゃ」の部分は、なんとつぼみのかたまりです。
大きいのも、小さいのも、同じタイミングでつぼみを出してきました。

↑5月28日。
大きさ的に、ちょっとベランダの邪魔者になり始めました。小さいほうのカボチャは、完全に大きいカボチャの葉の下に入ってしまい、わずかに黄緑色の葉っぱが見えています。
この時点で、葉っぱの大きさは私の手のひらよりも大きくなっていました。
つぼみも大きくなってきていて、間もなく開くかな、という様子になっています(葉っぱの陰で全然つぼみ見えないですけど)。

巻きひげとつぼみ

育ってきたハロウィンカボチャは、茎が蔓性をおびてきて、巻きひげがところどころ出てきました。
この巻きひげが、私には不思議に思えました。

今までに育てたウリ系の植物は、スイカでもゴーヤでも、自分の体に見合った巻きひげがついていました。つまり、「この巻きひげでどこかにつかまり、そして全身を支えていく」という気概を持った巻きひげでした。

ところが、今回のハロウィンカボチャは、申し訳程度の巻きひげしか出しません。

↑2022.5.30
長くて太い茎に、短くて細い巻きひげ。これで支えられる重量じゃないです。もっと育ったら、巻きひげももっと立派になるんだろうか?

そして、つぼみはいよいよ大きくなってきて、開花する未来が視野に入ってきました。

↑2022.5.30
茎の根元に一番近いところのつぼみが急激に大きくなってきました。上は、つぼみを発見してから16日目の画像です。

上の画像で大きくなっているつぼみは、翌日に黄色く色づいてきました。

↑2022.05.31
これは明日開花だな、と思いました。

開花と、雌花発生

上に書いたように、6月1日に開花しました! が!

なんと、撮り逃がしました。この画像、am8時ころです。私は、午前中に撮ればいいだろうと思っていたのですが、気づいたら上の画像のようにしぼんでしまっていました。
8時って……早すぎない? この品種はみんなそうなの? それとも、今日の花だけのこと? それとも、この株だけのこと?

写真を撮れないのはまだ良いとして、うっかりすると人工授粉が難しくなります。まあ、6時ころ作業すればいいんでしょうけど、バタバタしている朝は難しいかもなあ。

てゆーか、開花時間の短い花って、なんでそうなっているんだろ。なにか理由があるんだろうか(自由研究の参考に見ている人には、こういう疑問も研究に組み込んでいくとなおよし、とお伝えしたい)。

初の開花写真を取れなくてちょっとがっかりしましたが、うれしい発見もありました。

雌花来た! ほんとに摘芯しなくても雌花来た!
これが咲いたら人工授粉して、あっという間に結実して、どんどん大きいカボチャになって、大成功、という夢を描かずにおれません(←後日、そんなにうまくはいかない現実を突きつけられます)。