自分が使った花材事典:ラッパ水仙
ラッパ水仙は、シーズン中は毎年よく生けます。出回り時期は、冬~早春です。つまり、この画像は、早春に撮ったけど今まで忘れてたやつです……。
私が一番よく生けるラッパ水仙は、実は実家の庭で咲くやつだったりするのですが、画像のラッパは切り花で買ったものです。
以前にアップした日本水仙の記事では、水仙の「ハカマ」について書いています。
ラッパにも、ハカマはあります。ありますが、葉組みをするには危ういようなハカマがついています。
一般的に、ハカマを使うのは日本水仙であり、ラッパでハカマを駆使して生け花することは無いです。たまたま使いやすそうなハカマがついてたら、使っちゃっても良いと思いますけど、どこの流派でもラッパは自由に(形式ばらずに)生けてるように見えます。
ラッパ水仙は、西洋種なんでしょうね。渡来した時期も新しいんでしょう。だから、古典流派でも自由いけに使われるんでしょう。
ラッパ水仙の魅力は、何と言っても花の形です。名前の通りに花の真ん中にラッパが口を開いています。
私のささやかなリサーチによれば、人が「水仙」と聞いて思い浮かべる花の像としては、日本水仙よりもむしろラッパ水仙の方が多く登場するようです。
花屋の入荷数にすると、ラッパはそう多くないんですけどね。何で大衆の脳内にラッパの方が刷り込まれているのかと考えると、やはり、その辺の庭にあるからではないでしょうか。
つまり、ラッパ水仙は親しまれているし、愛されています。仕掛け方によっては、「ラッパ水仙ブーム」はあり得ると思います!
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