石化柳の挿し木

2019年12月27日

花屋さんのゴミ箱から、石化柳の枝のきれっぱしを拾ってきました。

本当に、枝の一番根元のところで、切り詰めるときに落とされた部分です。

石化柳の挿し木

私は、よく「花屋のゴミ」から、展覧会作品をでっち上げます。処分された薔薇の枝を丹念に集めて、一作作ったこともありますし、捨てられたサンキライの実(扱うときに落ちた実)を、複数の店舗のゴミから回収したこともあります。ちなみに、サンキライの実のときは、主材料がゴミだったために、総製作費700円くらいという、貧乏な私としても、例外的に安い花代で済ませることができました。

踊りまくっている石化柳だった

今回、なぜ石化を拾ってきたかというと、とても良く踊った石化だったからです。
踊った石化を挿したからと言って、近い未来に「親のように良く踊った枝」が切り出せるわけではないんですけど、「ここまで踊った株は、挿し木でどのくらい踊るか」を確かめたくなり、出来心で持ってきてしまいました。

石化柳の挿し木は、とっても簡単

柳類は、非常に簡単に挿し木にできますので、挿し木に失敗することはほぼ無いと思っています。
拾ってきた枝を、そのまま土にざくっと挿しても付いちゃうんじゃないかと思うのですが、私が挿し木のときにいつもするように、「水挿し」にしました。要するに、花瓶の水に挿しておいて、発根してから挿すという作戦です。

柳は、水盤の剣山に刺しておいても、どんどん発根するようなやつらですので、水挿しできるようになるスピードが異様に早いです。

石化柳の速やな発根

↓花瓶に挿して、一日たった時点で、すでにわずかながら発根が始まりました。

石化柳の挿し木

↓三日めには、このくらい根っこが出ました。

石化柳の挿し木

石化柳の新芽!

↓根っこだけでなく、新しい芽も出てきています。

石化柳の挿し木

こうなったら、もう大丈夫だろうと思い、三日目の段階で土に挿してしまいました。

↓これ、土に挿して8日後の姿です。

石化柳の挿し木を鉢植えにする

いやもう、絶対についたでしょう。
この鉢植えで、どこまで大きくしてみるか、どこまで大きくなれるのかという問題は、そのときになってから考えようと思います。