自分が使った花材事典:レンギョウ

2018年10月22日

曇りの日に撮った画像なもので、色が「昔の絵葉書風」になってしまいました。。。

春の花木を生けるのは、本当に楽しいですね。レンギョウみたいに気前良く花が付くものは、特に楽しいです。

いけばな屋としては、レンギョウは使って楽しい花材ではありますが、融通の効かんやつだと思うこともあります。なぜなら、レンギョウは矯められないからです。
ということは、手に持った枝の枝なりに生けるしか選択肢は無く、カッコイイ枝を取れたか取れないかで、わりと作品の運命が決定されてしまったりします。そういうものも、いけばなの面白みであり、その中で美を見出すのが腕の良いいけばな家なのですが、生けている最中は、本人は必死にして夢中なので「こいつ、もう少し言うこと聞いてくれたらなあ……」と思ってしまいます。

庭にレンギョウがある人はご存知と思いますが、レンギョウの枝って、結構自由に踊っているものです。お稽古用に入荷してくる安い連翹は、妙に直線的で定規で引いた線みたいなのがありますが、せめて、下の画像くらいの伸びやかさが欲しいです。(本当は、もっともっと踊ってもらいたい!)

レンギョウは、もう少しすると、葉レンギョウになって出荷されてきます。
花レンギョウを、花が終わってもしぶとく水に挿しておくと、ちょぼちょぼと葉が出てきたりしますが、水挿しで出た葉はあまり立派ではないので、主役をつとめてもらう材料にするにはショボすぎます。
しかし、わが家のように、「なんでもいいから、緑の葉っぱがついた小枝があるととても助かる」というシチュエーションがたまに発生するような家では、役に立ってくれることもあります。