ねえ、ムーミン

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トーベ・ヤンソン原作の、ムーミンシリーズをご存知かと思う。このシリーズ、なんとも妙な生き物(ていうか、妖精などの類なのか?)ばかり出てくるのだが、その中でもとりわけ謎めいた存在の「ニョロニョロ」ってやつがいる。
白くて、ウーパールーパー的で、お化けなんだか、軟体動物なんだか、わけ分からん姿をしている。
顔は、まあるい目が付いているだけ。
常に集団でぞろぞろ歩き、言葉を話さず、意味の分からぬ不思議な行動をとる。
トーベ・ヤンソンの描いた絵を見るにつけ、演出しだいでは「かわいい」存在にもなりえたような気がするのだが、キャラとしての謎があまりに深すぎて、ここまでくると「怪しきもの」としか言いようがない。
私は、ずいぶん前に、通販カタログで「ニョロニョロ40個セット」なる商品を見つけて唖然としたことがある。小さなプラスチック製人形のセット商品であって、「お好きなところに飾れる」というものであった。うーむ。

で、このニョロニョロ、なんと、種から生えてくるって、知ってました?
種なんですよ。
土に撒くんですよ。
怖いなあ。

ニョロニョロの種をスナフキンが土に撒く様子が、「ムーミン谷の夏祭り」にばっちり描かれている。
種を撒くと、あっと言う間に生えてきて、動き出す。
私が持っている講談社文庫には、ニョロニョロの種が一気に発芽(?)する場面の挿絵が入っており、かなりの迫力だ。
スナフキンが、この種を撒く(どこで手に入れたんだろ?)動機が振るっていて、なんと、嫌いな人物の周りに、嫌がらせ目的で撒くのだ。
撒かれた方はたまらない。自分の周りにずわわわわーーーーっとニョロニョロが発生してくるのを見てパニックである。
君のそのやり方は、どうなんだ、スナフキン?

しかし、種を土に撒くなんて、ニョロニョロは植物なのだろうか。
歩いてる様子を見れば、植物のわけはなさそうだ。目、あるし。

あるいは、植物と妖精の合いの子説はどうであろう。半分植物だから、喋るための口がついてないのじゃないだろうか。
ヤンソン先生の頭の中ではどうなっているのであろう。

【参考】スナフキン先生による、正しいニョロニョロの撒き方講座
「成長したときに、手が絡まりあわないように、間隔をあけて撒きましょう」(←ちゃんと、原作中に記されています!)

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