自分が使った花材事典:マサキ

2019年7月5日

私には、「花材」というよりも、庭木のイメージがある枝ものです。

私の場合は、母の実家にマサキの生垣があったことが、「庭木イメージ」を形成した大きい要因なのです。しかし、よく考えると、安価なお稽古花にマサキが入ってきた記憶がどうもありません。
ということはやはり、一般的にも、マサキは「切花よりも庭木」のイメージではないかと思われます。

花材的には、常緑樹の豊かな緑が美しく、枝つきが素直で、長さも結構かせげ厚みも出せるなど、いろいろ使いやすい要素を持っています。
しかし、枝葉を整理する必要ができたときとか、本気のマッスを作ろうとするときには、「君はこんなに手ごわかったの?」といいたくなるような花材にもなります。

↓びっしりと茂った葉っぱ。

一枝ずつとっていくと、いくらでもアレンジの埋めができます。

この記事を書くにあたって、「マサキって何科?」と思ってちょちょっと検索してみたら、「ニシキギ科」でした。ニシキギ科は別にオドロキの情報でもなんでもないですが、検索候補として「マサキ ハエ」というワードが出てきたのには驚きました。
「マサキ ハエ」の検索結果を見てみたところ、どうもマサキの木には、ハエが大量に寄ってくるらしいです。どうやら、マサキの花に寄ってくるようですね。
おばあちゃんのところのマサキにハエが群がっている記憶は無いのですが……でも、ネットの情報によれば、マサキのハエで困っているお宅が結構あるようです。