奥戸ローズガーデン(東京都)

2023年8月20日

奥戸ローズガーデンは、東京は葛飾区の住宅地の中にあるバラ園です。

下町葛飾の、ちっちゃなバラ園

奥戸ローズガーデンは、いわゆる「有名なバラ園」ではありません。区の管理する、無料で入れる小さなバラ園です。
しかし、「町中に普通にある公園」としては、とても充実したバラ園と言えます。

この公園は、以前はフラワーパークという名称で、バラに限らず四季の花たちのある公園だったのですが、最近整備しなおし、バラに特化した公園として生まれ変わりました。

↑「開園時間」が決まっています。つまり、時間外は施錠されてしまう公園だということです。24時間フリーで入れるというわけにはいきません。

奥戸ローズガーデンは、面積約2000m²。せっかちな人なら、一回りするのに10分もかからないでしょう(バラを堪能したい人なら、1時間は欲しいです)。そのコンパクトな造りの公園の中に、約40品種、400株ほどのバラが植えられています。その中に、特に珍しい品種は今のところありません。
つまり、遠方からわざわざ見に行くようなバラ園ではありません。しかし、近所に住んでいたり、近所に立ち寄るようなことがあるなら、ちょっと足を伸ばして行ってみる価値はあります。

近隣の人が楽しむ英国式公園

奥戸ローズガーデンは、大きなアーチをくぐってはいります。

↑このアーチには、いずれは蔓バラを這わせてバラのアーチにする予定なのでしょうが、バラ園として整備してから日が浅いので、まだ下の方にしかバラが這い上がっていません。数年後、見事なアーチとなった頃に行くことがあれば、画像を差し替えたいと思います。

バラ園全体の作りは、中央に東屋があり、その周りを幾何学的な花壇のブロックが囲み、煉瓦敷きの歩道が巡る英国式スタイルです。

中央の東屋や、通路に配置されているベンチが、バラのシーズンには大体埋まってしまいます。そのくらいには、にぎわうバラ園です。
園の中には、自販機が一つあり、トイレもあります。飲み物を買ってベンチに座り、数時間を過ごす人もいます。また、一眼レフカメラをかまえたバラ好きカメラマンの人も、良く見かけます。

また、近所の保育園の子供たちや、介護施設の方たちのお散歩コースでもあるようです。地域の人たちに愛されているバラ園です。

バラ以外の植物も楽しめる

奥戸ローズガーデンは、バラ以外の植物も美しいです。バラの季節でないときにも、ほかの花が咲いています。しかし、やはりバラの季節に、バラと一緒に咲く植物たちの姿を見るのが、一番美しいように思います。

撮影スポット有り

園の最奥のところに、蔓バラフロレンティーナを柵に這わせた一角があり、ここを背景にした撮影スポットがあります。

フロレンティーナ

↑フロレンティーナは、このような大ぶりの赤い花がたっぷりつく品種なので、大量の赤バラを背負った写真が撮れます。満開時などは、撮影の順番待ちの列ができます。

MAP・公式サイト