修善寺虹の郷 ロイヤル・ローズ・ガーデン(静岡県)

2021年9月1日

修善寺虹の郷 ロイヤル・ローズ・ガーデンとは

修善寺虹の郷ロイヤル・ローズ・ガーデンは、伊豆修善寺にある、自然な地形を利用した大規模なテーマパーク「虹の郷」の中に作られたバラ園です。

広大なテーマパーク内のローズ・ガーデン

虹の郷は、約50万平方メートルの広大な敷地面積を持っています。園内にはバスが走り、ミニ鉄道の路線もあります。
虹の郷全体の客層は、修善寺の観光客や、車で来る家族連れが多いようです。自然が豊富なので、カメラマンも多いようで、年齢層は子どもから高齢者まで、かなり広めです。

虹の郷の園内は、「イギリス村」、「匠の村」、「日本庭園」、「フェアリーガーデン」、「伊豆の村」、「カナダ村」というエリアからなっていて、ロイヤル・ローズ・ガーデンがあるのは、「フェアリーガーデン」。
ロイヤル・ローズ・ガーデンは、フェアリーガーデンの目玉コーナーです。

しかし、下の項の株数など見ていただくとわかるように、バラ園自体はむしろ小規模で、バラだけを目当てに行くのでは物足りなさを感じることと思います。ロイヤル・ローズ・ガーデンのみであれば、バラ好きの目でゆっくり見ても、一時間もかかりません。
なので、テーマパーク自体を楽しむことを主にして、バラはその一部分としてながめる、という楽しみかたをおすすめします。

斜面のある、立体的なバラ園

ロイヤル・ローズ・ガーデンだけでなく、虹の郷全体がそうなのですが、もともとの起伏のある地形をそのまま生かして、立体的な園になっています。

ロイヤル・ローズ・ガーデンは主に斜面に作られ、ただ眺める分にはいい景色です。ただし、斜面部分には入っていけない領域が大きく、個々の品種ごとに撮影などしたい場合には、近づけなくてもどかしい思いをするかもしれません。

上の画像の、ほぼ中央あたりに①と描いてあるあたりがロイヤル・ローズ・ガーデン。その少し左にある②が温室(温室はかなり小さいし、バラはわずかで熱帯植物の方が多い)。①と②の間にある飲み物マークはカフェで、ここで薔薇ソフトクリームが食べられます。

品種数など

ロイヤル・ローズ・ガーデンの広さは約6,000平方メートル。植栽されているバラは、100種2300株ほど。

(2014年現在では)品種的には、特に珍しいと言えるものは無いようです。温室の中の青龍あたりがきれいに開いていてくれると、「お!」と思える程度でしょうか。(ガイドブックなどには、「珍しい薔薇がいっぱい」などという表現が使われていることがありますが、一般向けの表現であって、マニアがテンション上がるような品種は無いです:2014年現在)

アクセス・その他

アクセス・入園料・休園日等はこちらで確認を→修善寺虹の郷公式サイト

しゃくなげ園も見事

虹の郷の園内には、バラ以外にも、アジサイ、花菖蒲、しゃくなげ、桜など、様々な植物があります。
中でも見事なのはしゃくなげ園で、株数約2000、品種数約150は、バラ園とは比べ物にならない充実度です。
しゃくなげ好きな人には、原種系のしゃくなげがたっぷりあるところが喜ばれると思います。