誕生花なるもの

「誕生花」というものがあります。
誰でも、聞いたことくらいあるかと思いますが、マジで知らないという方は、「誕生石」の花バージョンとお考えください。
ただし、誕生石は「月ごと」ですので、4月はこれ、5月はこれ、というように決まってますが、誕生花は日替わりです。
8月1日はこれ、8月2日はこれ、という決め方です。なので、一年分の誕生花は、365種類あります。(閏年も入れると366ね)

365種類もありますとね、覚えてらんないですよね。
君、8月31日生まれなんだ。じゃあ、誕生花はオランダレンゲだね、なんて、ぺらぺら出てくる人はいません。
そう思うと、一年に12種類にしとけばよかったんじゃねえかなあ、そのほうが「分かりやすい商品」になったんじゃないの?などと思ってしまいます。

また、誕生花は、いろんなところでいろんな人が作っていますので、私の誕生花はサクラソウだ、と思っていた人が、
「あれ? この本を見ると水仙になってる???」
というようなことが、大変によく起こります。
どうせその程度のもので、「正しい誕生花」というものは無いんだ、くらいの意識が正解だと思うのですが、意外に世の中には融通のきかん人が居て、
「どれが正式なんですか?」
と迫ってくる場合があります。

正式も何も、どっかのだれかが雰囲気で作ったものなので、受け取るほうも雰囲気でいいんじゃないかと思うのですが……プロポーズに誕生花を使おうと思っているロマンチックな男性などが、花屋に迫ってくるんですな。

私が、子供の頃からものすごく不思議に思っているのは、誕生花の中には、ものすごく変なやつが、高確率で入っていることです。
「苔」
「雑草」
「わら」
「シダ」
などがあります(探せばもっとあります)。

「わら」って。私の誕生花、「わら」って。嬉しくないなあ。
「シダ」なんて、その前日は「アザミ」、翌日は「ヒース」です。
なんで私だけシダ?ってことになりません?

もしかして、聖書に記述のある植物とか、そういうことなのかも、と、想像しているのですが、確かめていないので分かりません。

ちなみに、私の誕生花は、今手元にある本によれば、姫ヒマワリだそうです。姫ヒマワリというのは、こいつです→自分が使った花材事典:姫ひまわり
う~~ん、嬉しくもないが、悲しくもないかな。一ついえることは、プロポーズの花束には向かないやね。

私は、個人的には、自分が生まれた日の花は、「センニンソウ」だと思っているんですよ。
センニンソウというのは、こういう花です→センニンソウで画像検索

センニンソウも、地味な花で、こいつは野草なんです。
なんで、これを「自分の誕生花だ」と思っているのかと言うと、野の花三百六十五日という本の、私の誕生日のページの花がセンニンソウなんです。
この本は、私のいけばなの先生が持っていた本で(今でもお持ちだと思う)、見せていただいた私も気に入って、後に本屋で買いました。買ったというか、子供だったので、親に買ってもらいました。
花のプロじゃない人が(花生けの心得はあるのかもしれない)、素朴に日々の花を生けている写真が、一年365日分載っている本で、楽しく見られる本でした。
今思うと、小学生が欲しがるような本ではありません。
この本には、続編があるのですが、なぜか著者が違うので、私は今のところ買う気にはなっていません。

でも、いろんな人の「365日の花」を収録していったら、面白いかもね。

※「野の花三百六十五日」は、誕生花の本ではありません

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