自分が使った花材事典:スイートピー(ピンク)

2018年9月25日

春の花材です。

花束にも、アレンジにも、いけばなにも使え、お値段も休めの優秀花材です。花屋さんでは、「ピー」と略称されたりします。

スイートピーの、最も多く出回っている色は、画像のようなピンクだと思います。ほかにも紫とか、白とか、黄色がありますが、ピンクが一番持ちますね。私は、ひそかに紫のスイートピーが好きなのですが、すぐ花が傷むので、あまり買うことはありません。
歌のタイトルで、「赤いスイートピー」っていうのがありますけど、赤は、流通量としてはむしろ少ないほうだと思います。歌詞を読んでないので、そのスイートピーが切花なのか、苗モノなのか分からないのですが……単純に可能性の高いほうだとするなら、多分苗のほうかな。それも、種から育てた感じかなあ。私の印象だと、「赤ピー」って、種で見かけることが一番多いように思うので。(鉢でも、やっぱり一番多いのはピンクです)

知っている人にしてみれば当然のことですが、スイートピーというのは、マメ科の植物です。花を、よ~く見ると、マメの花ですよね。マメが、ものすごくフリルの付いたドレスを着てやってきたのがスイートピーです。よくもここまで飾り立てたものです。マメも、自分でびっくりしてると思いますよ。
しかし、人間なんて移り気なもので、最近は、マメであることをあらわにした「枝ピー」の方が人気があったりしますが……でも、流通量では、まだまだ「普通のピー」には追いつきません。当分、枝ピーに逆転されるようなことは無いでしょう。