自分が使った花材事典:ストック(薄ピンク)

2018年9月27日

まれに、キンギョソウとストックを混同する人がいます。

ストックとキンギョソウは、花の付き方が似ていますが、よく見れば、花も葉も全然違う植物です。

最近知ったことなのですが、「ストック」という名前は、「柱」とか「茎」とかいう意味なのだそうです。
長いまっすぐな茎の植物なので、そのように名づけられたそうなのですが……

…………はあ?

という感じになりません? 長く、まっすぐな茎の植物なんか、いくらでもあるじゃないかよう。誰だ、こんな適当な名をつけたのは。
大体、植物には、そういう名づけが多いです。「ナニナニ」みたいだから「ナニナニ花」というネーミングがよくありますが、「そんなにナニナニみたいでもないけど……」というパターン、ありますよね。昔の人が名づけたから、こっちはまあ納得してそう呼びますけど、変なのいっぱいあるよね!
ストックからちょっと離れますけどさ、「オオイヌノフグリ」ってのは、何なのかね。
もっといい例えいっぱいあるでしょう。
ある変人が、そう名づけたのだとしても、そんなもん、メジャーにしなきゃいいじゃないのよ。どうなってんの。見たまんま名づけるなら、「空色小花」でもいいじゃん。

……すみません、脱線しました。
改めてストックですが、ストックというのは英名で、和名はアラセイトウと言います。
でも、普通は「ストック」と呼びますね。花屋も、花好きさんも。

ストックは、安価な割りに、花でボリュームが出せるので、いろいろ使い甲斐があります。

私は、ストックをまじまじと見ていると、なんとな~く「うまそう」と思うことがありまして、おのれを変なやつだと思っていましたが、これも最近理由がわかりました。
ストックって、アブラナ科なんです。だから、菜の花に通じるようなものを、何か持ってるんですね。