自分が使った花材事典:ローズヒップ

2019年12月11日

購入したものではありません。自家製花材です。

このローズヒップは、当ブログでも何度か紹介している、例の「謎の原種系バラ」の実です。
あまりにも良い色に染まったものですから、蔓を一本切ってきて、生けてみました。

実の大きさ、数ともに、切花で売っている「バラの実」に遠く及びません。
しかし、「作りこまれていないタイプのローズヒップ」というのは、それはそれで魅力があります。要は、買えないタイプの魅力があるんですよね。そういうものをいじくるのは、本当に楽しいです。

小さいなりに、強烈な色でポイントになる実です。

このような、葉っぱと実が両方付いているバラは、切花バラではほとんどありません。

「ほとんど無い」じゃなくて、「無いです!」と断言しても良いくらいです。切花バラの実しかり、ノバラの実しかり、切花実バラは、「実だけ」が普通です。でも、このバラは実も葉も、両方つけたまま生けられちゃう。こういうのは、栽培している人の特権です。

↓見るだけで痛いようなトゲ。

トゲを生かして生けるっていうのもアリなんですよ。
私は、いつかこのトゲトゲのなが~い蔓を切って、花展に出してやろうかと思っています。