たまには真面目ないけばな書を読んでみる

2015年12月12日

※旧ブログの記事です

今日はまじめに「いけばなの歴史」大井ミノブ先生著を読んでしまった。面白い。
決して、華道家向けの専門書ではない。文化史に興味がある人なら面白く読めるだろう。主婦の友社刊だが、多分絶版かな。

読んでいるうちに、応仁の乱のことを調べたくなる。私が思うに、いけばなは常に、その時代の政治経済に振り回されて、現在の形に至ったもので、振り回してくれた5傑は「応仁の乱」「田沼経済」「松平定信の締め上げ政治」「明治維新」「太平洋戦争」である、と考える。
今は江戸と昭和の資料を集めているので、室町まで手を出すと、頭も部屋もとっちらかることがわかっているから我慢しているのである。室町に手をつけられるのはいつの日か。

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Posted by sei