この春一番のヨロコビ

2019年6月16日

この春、うちのベランダで一番大きかったヨロコビの画像をアップします。

どんぐりを複数育てている鉢(我が家ではこの鉢を「小倉山」と称しています……このネーミングは、私の育った町では「小笑い」が取れます)に、ある日小さな双葉が顔を出しました。

見慣れぬ双葉で、しかも、樹木の芽のようでした。
2014.04.09撮影。

鉢の中が荒れてて恥ずかしいんですけど……小石混じり・苔むし・雑草点在、という有様なんですけど、うちは「小倉山」に関しては、「鉢じゃなくて、ちっちゃな森だ」という意識で管理してますので、まあこんな感じでOKなんです。

上の画像に、細長い葉の双葉君が二つありますが、こいつが今回紹介したいものです。

なんか、ちょっと分かりにくい気がしてきたので、赤丸つけときますね。

見慣れた雑草の芽とは違うし、何より「樹木っぽい」です。
あの、樹木の芽って、草ものと風情が違いますよね。「ピシ!」というか、「キリ!」という感じで立ち上がってますよね。あの違いって、何から出るものなのでしょうか。

で、この双葉たちですけど、私は「なんだこいつ?」と思ってしばし眺めました。
そして、完全に忘却していたことを思い出しました。

これ、京都からつれてきた楓の種が発芽したんじゃないのか?
去年の春に、京都から持ち帰り、小倉山にちょちょっと埋めて、それっきり忘れきっていた、あの楓じゃないのか??
楓みたいなもん、発芽は別に難しくないので(楓の木の下には、よく実生の芽が出ています)、特にガンバロウとか、種を守るのだ!という意識も持たなかったため、埋めてすぐに忘れてしまっていたのでした。

双葉の間から、すでに小さな本葉が現れています。

この、本葉の切れ込みの入りっぷりからすると、もみじタイプの葉で間違いないと思われました。
でも、似たような「切れ込み有り」のほかの樹木ということも考えられないわけではないので、本葉が開いてくるのを待ってから断定しようと思いました。

それから4日後、2014.04.13撮影の画像です。

これは、「楓」でいいだろ!

かなり細く割れるタイプの葉みたいです。イタヤみたいに、大きく割れるのもいいけど、細くさらさらな感じに割れるのも悪くありません。
楓にもいろいろな品種があるので、本当は品種を特定できると良いんですけど、この芽を見ただけでは私には判断できません。
願わくば、良い色の葉の品種であってくれればいいなと思います。
できれば、夏はクリアなグリーンで、秋には色づいて真っ赤になるタイプが望ましいです。たまに、一年中赤茶みたいなのがありますが、あれよりも、「グリーン→赤」に変わってくれるほうがいいです!

京都からのお客様だ。うれしいな。

千葉のどんぐりと、京都の楓の同居はうまくいくのでしょうか。

楓さんに、
「何が小倉山なのよ!」
と言われてるかもしれませんね。