自分が使った花材事典:コウテン桑

2018年10月4日

コウテン桑というのは、「向天桑」と書いたりしますが、これは当て字なのかな~と思っています。

フレッシュなコウテン桑です。

コウテン桑は、晒しで出回ることも多いのですが、このコウテンは生だったので、入荷時には緑の葉っぱが付いていました。

コウテンの枝は、「伸ばしたコイル状」だと思っている人が結構います。でも、よく見ると、コイルのような「ぐるぐる」ではありません。

大げさに描くと、こんな風に、「変な曲線のジグザグ」みたいになっています。

上の三枚の写真を見ていただくと分かるように、このコウテンはやたらに長かったもので、例によって画角に収まっていません。
この花材は、通常のお稽古花材だったのですが、正直申しまして、「花展級」の大きさでした。

画角に収めようと思って、ケータイのカメラで撮ってみました。(そっちの方が広角なので)

私が今まで使った中で、一番曲がっているコウテン桑でした。「ただただ長いコウテン桑」なら、同じくらいの長さのものを使ったこともあるのですが、こんなに蔓みたいに曲がっているものは初めてでした。

せっかく曲がってたので、ぐるっと丸く生けました。

「丸めた」んじゃありません。元々曲がってたんです。