自分が使った花材事典:紅の木

2019年1月16日

人の生けこみを手伝った報酬にもらったものです。


すごい迫力のある物体なんですが、画像で伝わるでしょうか。

この紅の木は、枝の長さは150cm前後でした。
赤いものは、花でもつぼみでもなく、実です。真っ赤で、ちくちくする毛に覆われた実の大きさは、7~8つがひとかたまりのなっていて、ひとかたまりの大きさは、幅20cm以上もあります。


実物は、なんだかモンスター的な迫力を持っています。この木の原産地はどこだか知りませんが、こんな真っ赤な怪しい物体が木になっているのはどんな風景なんだろうと思います。

紅の木には、私はここ数年でお目にかかるようになった、と思っています。もっと前から流通していたのかもしれませんが、私の感覚では、「結構新しい商品」の一つです。
大きいし、とにかくインパクトが強いので、大作でないと収まりきれないような素材です。私が今まで見たのは、花展の大作と、店舗ディスプレイに使われていたものだけです。

今回、私がもらってきた紅の木も、店舗ディスプレイ用に入荷したものです。自分では気軽に買えるような花材ではないので、うちに持ち帰れるのがとてもうれしかったです。

で、この赤い実が、日にちがたつにつれてだんだん乾いてきまして……色は茶色がかってきたけど、形はそのまま乾いていったので……

ドライにしてみました。

これ、どのくらいきれい(というか、面白い)な状態が続くのか分からないですが、とりあえずしばらく温存しておこうと思います。なんか、怪しさが、私好みの感じなもので。

乾いた実の一つを、好奇心で開いてみました……。

うわ。うわわわわわわわ。
なんかコワいなんかコワい。

あやすぃ~~。

ものすごく怪しいいけばなを創りたくなったときに、活用するかもしれません。