身に覚えがございません

2019年2月5日

うちでは、今年新たに薔薇が一本発芽しました。今までに、何度かこのブログにも書いてきましたし、一度は画像をアップしています→謎のバラ出現

この薔薇が、発芽してから二ヶ月ほどたち、少し大きくなってきましたが、どこのどなたさんなのか、いつ種をまいたのか、いまだにさっぱり分かりません。

現在は、こんなお姿になっています。

うちでは、今までに、4種類の薔薇を実生で育ててきました。ベテラン薔薇ガーデナーさんと比べると、だいぶ少ない経験ですが、それでも、この見たては間違っていないと思うのです。
「この子は、今まで育ててきた品種とは別の品種である!」
でも、この推測が合っているのだとすると、この子がどこから来た薔薇なのかが、全く分からなくなります。

私は、自分で種をまいた記憶のある薔薇は、スズバラ切花薔薇の実しかないのです。この二種類は、どちらも今までに育てているので、「これ以外」となると、私には身に覚えがありません。
いや、実は、育てたことのない「スズバラ」と「切花薔薇の実」は、あり得ない話ではありません。スズバラとか、切花薔薇の実は、一つの商品名で複数の品種があったりするので、私が育てたことのない「スズバラ」が、実際にはあり得るのです。

でも、私の目には、別種の「スズバラ」でも、別種の「切花薔薇の実」でもないように見えるのです。どうも、それらの種類にしては、葉が小さすぎるし、丈が伸びるスピードも遅いと思います。葉は、小さいというか、いっそ「こまかい」と表現したい大きさです。

葉の小ささは、成長不良というより、「もともと、こんな小さい葉っぱがデフォルト」に見えます。なぜなら、葉の数は多く、しかもびっしり詰まっているからです。

今までうちで育てた薔薇で、やけに葉っぱの小さい薔薇としてはロサ・ホリダがいるのですが、この子とも違うと思うんですよね……。
ロサ・ホリダは、種をまいた覚えはありませんが、うちで結実しているので、その実が勝手に落ちて、鉢に混入するのはあり得ないことではありません。しかし、どうも葉っぱの様子が別物に思えますし、ロサ・ホリダであれば、葉の形と葉脈の様子が独特なので、もう少し大きくなれば、はっきりとそれだと判断できます。

でも……私には、なんだかMin(ミニ)系統に見えるのですよ。葉っぱが、とても細かくて、横に張らずにこじんまりとまとまっていて、丈が伸びるのもゆっくりで。
……分からないですけどね。あるタイミングから、突如覚醒して、びゅんびゅんと蔓を伸ばし始めるような品種でないとは断言できません。
これはもしかすると、今年中には解決しないミステリーかもしれません。