自分が使った花材事典:赤蔓

2023年11月30日

赤蔓は、いけばな家的には、使えると楽しい花材です。

この赤蔓、伸ばすとものすごく長いんです。何メートルあるのかなあ。

持ってかえって、暫定的に火鉢につっこんでいたときの画像がこれです。
↓ ↓ ↓

赤蔓

横にある姿見の高さが、大体150cmくらいですが、赤蔓の先を伸ばせば、それよりもっと高くなります。どう考えても、2メートルはありますね。

赤蔓の扱いは、意外に難しい

赤蔓は、どうにでもできるように見えて、意外にさばくのが難しいです。こちらの思うままに、自由自在に曲がってくれるわけでもないんですよね……。

↓赤蔓の太さはこのくらい。

赤蔓

このくらいの太さがあると、藤蔓ほどじゃないですけど、そこそこの存在感は示せます。

キウイ蔓なんかもそうですが、もともと持ってる線が面白いですね。

赤蔓

赤蔓は、フレッシュなうちは曲げやすいです。画像の赤蔓も、フレッシュなものなので、まだわっかに作るような加工ができます。

赤蔓

乾いてしまうと、カリカリになって、上の画像程度の加工も難しくなります。

赤蔓に限らず、つるものは全般的にそうなんですが、下手なやつが扱うと、どうも冗長になる傾向があります。
蔓を、きりっと、ピリッと使えるようになりたいです。

リースに仕立てるのも、意外に難しくて、こっちの思うような、きれいな丸にならなかったりします。
私は、今回の赤蔓は、本当はリースにしようと思って、フレッシュなうちに丸いきれいな形をつけようと思ったんですけど、どうもうまくいかずに、あきらめてドライにしてしまいました。

こんな風に、道具部屋に放り出して乾かしました。

赤蔓

乾かしてしまうと、このまんまの形で固まってしまって、後で使いたいときに苦労することも多いんですけど、まあ今回はこれでよしとしてしまいました。