自分が使った花材事典:ピンクッション(タンゴ)

2019年12月17日

ピンクッションは、以前にも記事にしていますが、今回のものは、また別の品種です。

前にアップしたピンクッションのほうが、メジャーな品種です。しかし、この品種=タンゴも、珍しいわけではありません。
ピンクッションは、どの品種でも、特徴的な花弁の様子(つまり、ピンクッションの「ピン」の部分)はあまり変わりません。しかし、見慣れてくると、
「これって、いつものピンクッションと違うよね」
というのが分かってきます。

画像のピンクッションは、なんか花の中にケバケバがありますよね。これを、「カビ生えてる」とか、「いたんできている」と誤解する人がたまにいます。
でも、これはこれで「真っ当な状態」なんです。

葉っぱは普通のピンクッションと同じです。

軸の太さなんかも、一緒です。扱いも、一緒と考えて大丈夫です。

↓ケバケバを強調して撮ってみました。

個人的な好きずきでいいますと、私は普通のピンクッションのほうが好きかな……。ケバケバのもののほうをどうしても使いたい、と思ったことは、今のところありません。

ピンクッション豆知識。
私がピンクッションを展示に使う場合、いつも行う水揚げの方法です。

ピンクッションの茎を、鋏の刃で削ります。

鉛筆を削るみたいな感じで削りまして、
↓要するに、こういう感じにします。

これに、割りいれ、って感じですね。

でも、素人の皆さんは、こんなことを実践する前に、100パーセント切り戻ししようね! ピンクッションに限らずしようね!