自分が使った花材事典:ユリ(オリエンタル系 ピンク)

2019年8月13日

大層立派なユリです。品種は聞き漏らしました。(セーラとか、ソルボンヌかなと思いますが、次々新品種が出てくるので、もはや自信を持って言えません)

ユリ(オリエンタル系 ピンク)

なんてまあ、ゴージャス。
あまりにも顔がきれいだったので、全身像を撮るのを忘れました。

この花安かったんですよね……500円くらいじゃなかったかしら。オリエンタルリリーは、全体的にずいぶん安く買えるようになりました。
てゆーか、今になってしみじみ考えると、一昔前のカサブランカが高すぎたんじゃないのか、などと思います。だってあいつ、「半分野生児」みたいなやつですもんねえ。高貴なお姫様的出自じゃないもんね。

実を言いますと、この画像を撮ったのは7月のことなのです。今まで、デジカメの中で眠らせてしまっていました。
三ヶ月も前のことなので、撮ったときの記憶がほぼ無いのですが、ひたすら花のかんばせばっかり撮っているので、「よっぽどきれいだと思ったんだねえ」ということが自分では分かります。

顔きれい、顔きれい、ばっかり言ってないで、少しは役に立つ情報も書きましょうね。
オリエンタル系のユリって、枝がわりと横方向に出ているので、梱包するときに、枝を折ってしまうことがあります。
花屋に入荷した時点で、すでに折れていることもありまして、素人さんばかりが折るものでもないのです。
↓こんな風に枝にひび入ったみたいになってしまいます。

しかし、オリエンタルリリーは、半分野生児みたいなやつですから、このくらいのダメージはものともしません。折れた枝のつぼみも、必ずきれいに開いてきます。折れたからと言って、焦って切り取ってしまうことはありません。
私なら、「折れた枝が下を向いてしまって一目でオカシイと分かる状態」でなければ、涼しい顔してそのまま飾ります。
もしも、枝が下を向いてしまっていたら、セロテープでひび割れのところをちょっとくっつけてしまって顔を上げさせ、セロテープが見えないように表面上の操作をして、何食わぬ顔して飾ります。( セロテープ見え見えっていうのは、興ざめなのでやめてあげてください)