自分が使った花材事典:あじさい(水色)

2019年6月27日

6月に使った花材です。せめて梅雨明け前にアップすればよかった……。

あじさい(水色)

自分が使った花材事典では、今までに数種類のアジサイをアップしています。しかし、「いわゆる普通の丸いアジサイ」は、今回が初めてでした。うちはどうも、例外的なやつが先行する傾向があっていけません。

アジサイと言えば、代表的な色は、やはり「青・水色」なのかなあと思います。ピンクも紫もありますけど、イラストなんかに描かれるアジサイは、青系が多いんじゃないかな。
私の好みで言うと、本当はもっと濃い色が好きで、紫味が入るようなのが好みです。

アジサイ一束買った中で、花の開き方が違う枝が入ってたんですけど……
あじさい(水色)
このように、パッカリ開く花と、

あじさい(水色)
花弁の縁が、内向きにカールした花。

パッカリ枝とカール枝が入ってたんですけど、これは……別品種ですよね? 違う?
いや、別品種の混合でも全然かまわないんですけど、こういうのが束になってくることがあまり無いもので、「へー」と思ったのでした。

内向きカールの枝には、まだ若いつぼみの枝もついてました。
アジサイ(水色)
つぼみの段階から、「内向きカール」の風情が現れています。

アジサイの見所は、花の部分だけではありません。枝の曲線を探してみると、なかなか面白いです。
アジサイ(水色)

あと、すごく自然で普通な、ただの葉っぱのついた枝も、しみじみ見るときれいなもんです。葉っぱ一枚が大きいので、すごく豊かなグリーンになります。
アジサイ

大きい葉っぱを一枚取ると、思いのほかぽっかり穴が開いてしまったように見えるので、いけばななどは、たった一枚葉っぱを取るか取らないかで、作品の命運を分けることもあります。