自分が使った花材事典:木苺

2022年9月24日

木苺、要するに、ラズベリーとかの仲間ですね。

手のひら型の葉っぱがきれいです。木苺は、私は枝ものと認識していますが、「葉物」として扱う花屋もあります。この葉っぱは紅葉してもきれいです。

一本の姿は下のような感じです。

私は、木苺は好きなんです。すらっとした、伸びやかな線がいいですね。
しかし、小学生のころによく扱ったためか、勝手に「素人っぽい花材」と思っているところがあります。でもこれは、私だけの印象なのかもしれません。

花に詳しくない人に、「木苺を生ける」と言うと、「実がついてる木苺を生ける」のだと思われることが多いです。
たしかに、ラズベリーなどの実っている枝ものもあるのですが、ただ単に「木苺」と言った場合、花業界では、この記事の画像のような状態の枝ものを指します。
ただし、たまにつぼみがついているものや、小さな花が咲いているものが入ることもあります。

今回は花もつぼみもついていませんでしたが、木苺の花は、開くと本当にイチゴの花です。白い一重の、可憐な花が咲きます。