自分が使った花材事典:バラ(パレオ) おまけ:バラのトゲ取り方法について

2020年7月21日

オレンジ色の切花バラの中では、パレオは代表格の品種です。

バラ パレオ トゲ取り

うちの稽古花に入ってくるオレンジバラは、大抵パレオです。

もっと開いた状態で写真撮ればよかったかな……。

バラ パレオ トゲ取り

でも、安いパレオは、きれいに開かないことが多いんですよね~。
なので、私は、ちょっと勿体無いけど、ちょっと開きかけくらいの段階で、花弁を外してポプリにしてしまうことが多いです。

おまけ:バラのトゲ取りについて

パレオの記事が薄かったので、おまけコラムとしてトゲ取りのことでも書いておこうかと思います。

一般的な花屋では、切花のバラが入荷すると、水揚げ作業のときにトゲ取りを行ってしまいます。そうしないと、花束を作るときなど、血だらけになってしまいますから(全然誇張ではありません)。
大体、一本の長さの、ほぼ半分くらいは取ってしまう感じです。

トゲ取りの方法は、トゲが大きくて固い場合は、手で一つずつ取ることもありますが、大抵は金属製の専用具=「トゲ取り」を使います。

バラを一日に何千本も扱う超大型店では、機械でトゲ取りすることもあります。オフィスにあるシュレッダーくらいの四角い機械で、挿し込み口に、バラの根本を、葉っぱもついたまま突っ込み、ガーっと音がして葉とトゲが取れた状態にしてくれるものです。(確か、「トゲ取りくん」みたいな名前だったと思う。でも最近見かけない。もう使われていないのかも?)

「手・トゲ取り・機械」の中で、最もバラをいためないのは「手」。反対に、最もバラがいたむのは、「機械」です。

バラのトゲ取り
坂源 バラのトゲ取り