自分が使った花材事典:ピンポンマム(黄)

2016年6月9日

いわゆる「ピンポンマム」よりも、花弁がベロンと大きい品種です。品種名を確認すればよかったな……。

(ケータイ画像です)

水下がって花弁が落ちてるだけじゃないの、とか言うのはやめてあげてください。こういう咲き方の菊です!

使っておいて言うのも申し訳ないのですが、私は「いわゆるピンポンマム」の方が好きなんですけどね。例の、本当にまん丸の「ピンポン玉状」のやつね。

しかし、この菊は、私が昔から「こういう品種作ったらどう?」と思っているやつにちょっと近い姿をしているんです。
私は昔から、「ミニ版厚物」って、結構需要あるかもよ、と思っているのですよ。人に言うと、全然賛同してもらえないんですけど、品評会に出てくるような厚物を、仏花とか稽古花に入ってくるような輪菊のサイズで切花出荷したら、意外にイケないですかね。
だって、本物の厚物って、なかなかいけばなに使うの難しいでしょ。でも、あれはあれできれいには違いないですよね。
きれいなのに、何ゆえ使いにくいのかということになると、一番安直に考えたら「サイズ」でしょ。展覧会級の大型いけばなには、厚物が結構使えるのも、それが理由じゃないですか。

一本250円くらいで、花瓶に三本くらい挿して飾れるようなサイズの「厚物型菊」ってどうだろう。
菊のブリーダーの方は、ご一考いただけませんか。