自分が使った花材事典:エピデンドラム(黄)

2019年7月24日

あれ? エピデンは以前に記事にしなかったかしら。

エピデンドラム(黄)

たしか、ピンクのエピデンをアップしてたと思ってたんですけど………「アップするつもりで画像を撮ったが、それがどこかにまぎれて、そのうち忘れちゃった」というやつかもしれません。

というように、エピデンドラムは、花材としては使う機会はちょこちょこあります。その割りに、世間の認知度が低いですね。「エピデンドラム」って名称を知ってる素人さんはほぼいません。

エピデンは、蘭の仲間です。よく見れば、一つ一つの花の形は、明らかに「蘭」です。
いっそ上下逆転させたほうが、蘭だと分かりやすいかも。

エピデンドラム(黄)

ちっちゃなカトレアみたいな花の集合になってます。

エピデンドラムって、たいてい略称の「エピデン」と呼びますけど、これを店頭でやると、お客さんが高確率で「海老天?」と聞いてくるという花屋さんあるあるがあります。パンパスを「パンパース?」と言われるのとエピデンを「海老天?」と言われるのが双璧である、と私は思っておりますです。

今回使ったエピデンは、やけに花の頭がまんまるで、どこから見ても球体でした。

エピデンドラム(黄)

ここまで「球体」なエピデンを扱ったことは、今まで無かったと思います。花数が多いとこうなるのでしょうか。

エピデンの切花は、普通は葉付きです。今回のエピデンにも葉っぱはあったのですが、生ける上の都合で切ってしまいました。

↓こんな葉っぱがついてました。

エピデンドラムの葉

↓つまり、本当はこういう姿でした。

エピデン

全体像を見ると、「なるほど、蘭なんだな」と分かると思います。

でもね~。短く切っちゃったのね。

エピデンドラム(黄)

↑左側の方の花なんか、どうすんの、捨てるの?とお思いでしょうが……

ちいさーく、飾ります。

エピデンドラム(黄)

そして、あわよくばいけばな作品に挿し込みます。