自分が使った花材事典:ミヤコワスレ(紫)

2019年8月22日

まさかこの花をアップしていなかったとは……。

ミヤコワスレ(紫)


よく使いますし、大好きな花なのに、身近すぎてアップするのを忘れていたようです。

このミヤコワスレは、実家産です。切花で出回っているものと比べると、丈も短いし、花も小さめです。
しかし、このくらい小さいほうが、ミヤコワスレの可愛げが強調されるように思います。

ミヤコワスレの色は、「紫」と「薄紫」が主です。「ピンク」もあるのですが、紫系の方が一般的です。
うちの実家には、「薄紫」「紫」の二色がありまして、そのうちの「紫」だけつれてきました。

ミヤコワスレ(紫)

ミヤコワスレの魅力は、素朴にして可憐な花のたたずまいにあると思います。あと、全然特別な花じゃないところも良いです。
この花、庭に植えればものすごく簡単に咲くし、切花としても安価にどこでも入手できます。エラいのは、そのわりに「安くてつまらない花」という印象がありません。未だに、人気の切花です。

私の推理によれば、ミヤコワスレが「低級なつまらん花」に堕ちない理由は、色合いによるところが大きいのではないでしょうか。
紫系で展開して、成功だったね、その路線グッドだよミヤコワスレちゃん!と思います。
これが、たとえば黄色方面に展開していたら、紙一重で「安もの」のレッテルを貼られていたような気がします。