自分が使った花材事典:ルドベキア

2019年3月27日

子供の頃は、「ルドベキア」と「キクイモ」「イシイモ」の区別がまったくつきませんでした。


今思うと、「キクイモ」と「イシイモ」の混同は分かりますが、なぜそこにルドベキアが加わっていたのかがあまり分かりません。

でもまあ、キクイモも、イシイモも、ルドベキアも、キク科の花で、夏の今頃に咲いて、花屋でも売ってるけど、線路脇とかに結構自生しているくらいのことが共通点として挙げられます。

花も、枝つきも、すごく素直な植物です。

私が、ルドベキアについて最も不思議に思っているのは、「つぼみのあり方」なのですが……なんで、こんなことになっているのでしょうか。

ルドベキアのつぼみは、最初はこんな様子です。

このつぼみの有様、ちょっと普通と違うことが分かりますか?

もうちょっと時間が経つとこうなってくるんですけど…この画像ならわかってもらえるでしょうか。

ルドベキアのつぼみって、花の芯がむき出しになっていて、その周りに、徐々に花弁が大きくなってくる、という過程で開いていくんです。
普通、花のつぼみというものは、花の芯を花弁が包んでいる状態からほどけていくものです。それを、ルドベキアは「花芯むき出し」。なんで、そんなことになっているのか?

最終的に、こんな風に花としてできあがってきますが、花の芯はずーっとむき出しのままです。

まあ、そのせいでつぼみがコロンとしてかわいいんですけどね。「なんでそうなのかなあ」ということを、植物学者の方にでも説明していただきたいものだと思っています。