自分が使った花材事典:ツリガネマユミ

2019年1月11日

ただの「マユミ」ではなく、「ツリガネマユミ」です。普通の「マユミ」よりも、もっと下垂するから「ツリガネ」なのでしょうか。

私、初使いでございました。実が青いので、最初はマユミだとは思いませんでした。

マユミだったら、扱ったことは何度かあります。秋の展覧会でもよく見かけます。
赤く、ぱっくり開いた実で、お稽古花では滅多に使えない、「良い部類」の花材です。
マユミは、実の「殻」がピンクで、その中から赤い実がのぞくので、色を生けるのが楽しいですよね。(こんな実です→マユミとは 四季の山野草:マユミ

でも、ツリガネマユミは緑の実です。
私は、地に生えているツリガネマユミをみたことが無いので、推測なんですけど、この緑がそのうちピンクになる、ということは無いのだろうと思います。だって、そうなら、ピンクになってから出荷されるものがきっとあるでしょう。緑のものしか見かけないということは、実が熟しても殻は緑から茶色になるだけなんじゃないでしょうか。

一本ずつの線はこんな感じ。

扱いにくいといえば扱いにくい線です。実のポイントがあるから生けられる線ですね。

実に注目してみると、やはりマユミさんのご親戚だなあと思います。顔が似てるもん。

↑実に切れ込みが入ってます。ここから割れてくるわけですね。

↓ちょっと割れかけているものもあります。赤じゃなくて、オレンジの実がのぞいています。

殻を割ってみたら、こんな実が出てきました。

ニシキギに似てます。ニシキギ科なので当然ですが。

たま~に、ニシキギにこんな実が付いてるの発見すると、テンション上がりません?