自分が使った花材事典:カサブランカ

いわずと知れた、バブル期に一気に知名度を上げた大形ユリです。

このカサブランカは、とくに開きがきれいでした。もう少し下のクラスになると、もっとヘラヘラの開き方をして、あまりきれいに見えないものもあります。

カサブランカは、大きさを出せて、華麗で、上品な純白で、大変美しいと私は思います。
しかし、花屋的に使うときには、カサブランカは扱い難いので嫌いだねえ、と思うこともあります。

私は、どうもカサブランカの「枝つき」が好きになれません。
たとえば、上の画像を見ていただくと分かるのですが、開いている花が二つあるんですけど、ほぼ背中合わせに咲いています。
この二つの花の出ている角度が、ほぼ180度開脚みたいでして、このように「真逆方向で、しかも真横に出る枝つき」だと、花束にするにもアレンジにするにも、なかなか入れようが難しいのです。
いけばな作品だったら、いっそのこと「こっちの花、いらない」と思えば片方を落としてしまうという大英断もアリなのですが、花屋の花束で、カサブランカの大きな花を切り落とすなんてありえません。値段の三分の一くらいを無駄にしているようなものですからね。

でも、大きらいにはなれないのは、やはりこの花の持っている美の力なのでしょう。

なんて、美人さんなんでしょ。

しかも、この花の大きさがすばらしい。
この大きさのために、花束などに作ったときの迫力がすごいのです。
カサブランカは、確かにお高いですが、この大きさを考えれば、むしろ安いくらいです。

カサブランカは、ちゃんと全部のつぼみが開いてきますので、最初の花が枯れた時点で捨てちゃったりしたらだめですよ。それはあまりにももったいない。

買ってきたときは、上の画像のように二つの花が開いている状態でしたが、10日くらいたつと、最初の二つの花がだめになって、三番目・四番目が開いてきます。

花によっては、つぼみから開いてきた花が、入荷時に咲いていた花よりガクンとグレードダウンするものがありますが、カサブランカは「二番手・三番手」もしっかり豪華な開き方をします。花の大きさは、上のつぼみになるにつれてやや小さくなっていきますが、迫力は失われません。

はい、最後のつぼみまできっちり開きました。

この時点で、購入してから二週間くらいたっています。枯れてきた花と、黄色くなってしまった葉を切り落として、最後まで美しく楽しめます。

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