自分が使った花材事典:カーネーション(黄にピンクの縁)

2019年12月27日

(黄にピンクの縁ありカーネーション2種類の画像を貼っています)

最近は、カーネーションを行けるときには、ほぼ「縁あり」です。単色は、もう飽きちゃったんでしょうね。

一種類目

品種名は不明です。

私は、花屋になったばかりの頃に、お客さんに売れなくなった傷んだカーネで色々練習させられた覚えがあるので、実はカーネというやつには、あまり好感を持っていません。そのせいで、よほどの品でないと心が動きませんで、「なんてキレイなんだ」と思う品物は、年に1回出会うか出会わないかです。

ああ、いけばなに入門したときに、長い間「毎回、カーネーションとハランの花材で、ほかの花には触れなかった」と言っていた人がいたっけ……どこの流派だと、そんなことができるんだろう。(草月でもできないことはないですが、教えるほうも教わるほうも欲求不満になってくると思います)

この花は、クリーム色よりも、もうちょっと濃いくらいの黄色に、ピンクの縁取りなんです(この画像だと大分白っぽく見えます)。この色だったら、私は「白にピンク縁」の方がいいです。
黄色にピンクって、下手に生けるととてつもなく野暮ったく見えることがあるので……。じゃあ、うまく生けなさいよ、って話しなんですけどね。

二種類目

こちらも品種名不明です。上のカーネーションよりも、縁のピンク色の部分の幅が狭いです。私の好みでいうと、このくらいの「細い縁」のほうが、繊細な感じで好きです。

こちらの品種もスプレー咲きです。

花の開き方も、こちらのほうが好みでした。きれいにまあるく開いてくれました。