自分が使った花材事典:アスパラガス メリー

2018年10月26日

アスパラガスの「メリー」です。(アスパラガスには、メリーのほかにも色々あります)

アスパラには、繊細な線のものも多いですが、メリーはモコモコしています。そして、茎が細いわりに、下垂せずに、自立してくれます。あと、色がきれいなところもいいですね。

一本だけの画像のほうが、特徴が分かり易いでしょうか。

メリーは、たまにコニファーの類だと思い込む人がいます。それくらい、モコモコだってことですね。
しかし、それを逆手に取り、メリーを立ててクリスマスツリーのように仕立てるアレンジメントが作れたりします。

メリーのこのボリュームは、葉を取ってしまうことで操作することもできます。
たとえば、下の画像のように、ある一ヶ所を刈り込んでしまうと、もともとのメリーとは違う表情が現れてきます。

実を言えば、上の画像のメリーは、葉っぱが一部傷んでいて、その部分を取ってしまった結果なんですけど、傷んでいなくても、意識的にボリューム操作をして表現につなげることができます。

メリーの欠点はですね、葉っぱがパラパラ落ちるところですかね。
下の画像は、メリーを包んできた紙を開いたところを撮ったのですが、結構パラパラきていますね。

水面に葉が落ちると興ざめするような作品に使うときには、注意が必要です。

メリーには、たまに花が付いて入荷することがあります。
花を見せる花材ではないんですけど、たっぷり花がついていると、変化が出ますし、ちょっとかわいく使えることもあります。